【ダブルケアラーさんにおすすめしたい!我が家の1冊 vol.13】

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『急に具合が悪くなる』という本をご存知ですか?
この本は、がん闘病中の哲学者と文化人類学者が交わした往復書簡です。
病気についてだけではなく、「人と人との関わり」や「生きること」、「支えること」について語り合う一冊です。

一見すると難しそうなテーマですが、文章はとてもやわらかく、とても読みやすい本です。

私が特に心に残ったのは、人と人との関わりは、一方の思いだけでは生まれず、お互いの覚悟や、その時々の偶然が重なって「縁」になるということでした。

また、「こうあるべき」という考えだけでは、人はかえって窮屈になってしまうことがあること。
「自分らしさ」は、大きな出来事ではなく、日々の何気ないやり取りの中で育まれていくものなのかもしれない、という視点にも深く共感しました。

そして、余白は決して無駄ではないということ。
忙しさの中で見失いがちな、とても大切なメッセージだと感じています。

ダブルケアの日々も、予定どおりには進まないことばかりです。だからこそ、この作品が語る「偶然」や「余白」という言葉は、私自身の日々の暮らしを見つめ直すきっかけになりました。

実は、この本を原作とした映画も現在上映されています。
上映時間は 3 時間を超える長編ですが、その長さをまったく感じることなく、観終わったときには
「もう一度観たい!」と思える作品でした。
本と映画では表現の仕方は異なりますが、それぞれに新たな気づきがあります。

ダブルケアの日々を送る方にも、支援に携わる方にも、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。

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