ダブルケアには2つの意味があります。
➀子育てと介護が同時期に重なること
ダブルケアは、子育てと介護が同時期に重なる状況を指す言葉として造られました。
2012年に造られたとても新しい言葉です※。
子育てと介護が重なるという状況は昔からありましたが、共働きの夫婦が増える中 で、ダブルケアの状況にある方たちは大きな負担やジレンマを抱えて いることがわかってきています。
晩産化(子どもを産む年齢が高くなるこ と)、少子化、高齢化が進む日本では、近い将来大きな社会問題となるといわれています。
➁さまざまなケアが2つ以上重なること
ケアが2つ以上重なるという状況は、子育てと介護だけではありません。
自分の親と義理の親の介護、障害のある子どもの育児と介護、そのほかにも、自分自身が病気になりセルフケアをしながらの育児、さらにトリプルケアなどのケースもあります。
ダブルケアを広い意味でとらえる時には、こうしたさまざまなケアの複合化を指します。少子高齢化が進む日本では、今後、このようなあらゆるケアの複合化について考えていくことが必要となります。
