
絵本『このあとどうしちゃおう』(ヨシタケシンスケ)
「娘さんのタイミングでいいので、よかったら読んであげてくださいね」
そう言って、訪問看護の方が貸してくださったのがこの絵本でした。人生の最期を迎える祖父と向き合う、小学生の娘の気持ちを気遣ってくれたのだと思います。
この絵本は、おじいさんが「自分が死んだあと、どうしようかな?」と、あれこれ楽しく想像する様子が描かれています。
それを見た主人公の子どもが、死についてさまざまなことを考える物語です。
娘はこの絵本を読んでから、祖父の死をただ怖いと思う気持ちから、「じいじと一緒にいられる間は、楽しく過ごしたい」と話してくれるようになりました。
この絵本に、私自身も本当に救われました。
ダブルケアラーの皆さんに、ぜひおすすめしたい一冊です!
